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システムキッチンは、第一次大戦後の1920年代にドイツで生まれた「フランクフルトキッチン」がルーツといわれています。当時、戦争で荒れた国を再建するには、住宅難の解消が必須であると考えられ、そのために考案されたのが“最小限住宅”でした。フランクフルトキッチンは、その最小限住宅のためのキッチンとして誕生し、マルガリーテ・シュッテ・リホッキー女史らが設計した作品です。約4帖ほどの空間には、Wシンク、水切り台、レンジ、オーブン、アイロンかけ台、調理器具・食器収納庫などを完備しており、キッチンの製作にあたって、女史は女性の家事労働を撮影して徹底的に調査・分析をすることから始めたとか。空間の有効活用というテーマから始まった「女性がひとりで家事労働をこなせるキッチン」誕生の第一歩です。これはそれまで過酷な家事労働を強いられていた女性たちへの女史からのエールだったに違いありません。そうした深い愛に包まれて、システムキッチンは大きく成長していきました。 |