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家族や友人などと談笑しながらいただくお茶は格別ですよね。
そして今や空前の健康茶ブーム。中でも、中国茶は現在世界中で飲まれている「お茶」の原点です。その茶種は五千とも、それ以上とも言われています。それらひとつひとつが異なる個性豊かな風味と香りをもっており、また、それらのお茶が現在に至るまでの長い長い歴史があります。今回はそんな奥深い中国茶の世界をご紹介します!



中国茶の歴史は2000年前、紀元前まで遡ることができます。それまでお茶は飲用ではなく、煎じ薬としてなど主に食用にされていました。南北朝時代には貴族が飲んでいたともいわれ、その後は僧侶や文人などに伝わり、だんだんと日常的に飲まれるものとして変化を遂げていきました。

実は、日本茶も紅茶も元はすべて中国茶から派生してきたものなんです。


数百種類あるといわれる中国茶は、ツバキ科の一種であるカメリア・シネンシスという植物から作られています。その加工法の違いによって、大きく6種類(青茶・黒茶・緑茶・紅茶・白茶・黄茶)に分けられ、摘んだ葉を空気にさらす発酵の有無や茶葉の産地の違いによって、それぞれに独自の香り、味わいがあります。基本的に発酵度の低いものほど体の熱を鎮める「涼性」の性質になり、発酵が進むに従って体を温める「温性」に傾きます。

6種類のお茶のほかに、花茶(ハーブティーに似たもの)や、果物や蜜をまぜてお菓子のように食べるお茶もあります。

中国茶は通常、専門の中国茶器で淹れますが、自宅に一通り揃えるとなるとなかなか大変。でも、簡単なコツさえ覚えていれば、日本茶の急須や湯のみでも十分美味しく淹れられます。

中国茶を美味しく淹れるコツは「お湯の温度」と「茶葉の量」にあります。青茶(烏龍茶)、紅茶、黒茶は沸騰させたお湯で、緑茶、白茶、黄茶は85℃〜90℃のお湯で淹れると香りと味を十分に引き出すことができます。日本の茶器は中国茶器に比べて大きいので、お湯の温度が下がらないよう、あらかじめ急須をあたためておくことも大切。そして茶葉は急須の底に敷き詰めるような感じで、少し多めかな?と思う位が適量です。

中国茶は一度茶葉を入れると10煎も飲めるといわれ、その味や香り、茶水や茶葉の変化を愉しめるのも魅力の一つです。

中国茶を探求していくとその奥深さに驚かされます。
なんといっても最大の魅力は、幾重にも重なるその奥ゆかしい香り。美容と健康に大いに威力を発揮するだけでなく、精神をクールダウンさせ、心を癒すヒーリング効果も絶大なのです。そしてこだわればこだわるほど、茶葉から茶器、茶請けまで幅広く、新しい発見があり、選ぶ楽しみも尽きません。

最近では中国茶の飲めるカフェだけでなく、茶器や茶葉を販売するお店や中国茶の講習会も増えています。

◇クオリアスタイルマガジン 2006年9月13日配信(毎月第2水曜日発行)
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